2006年07月30日

海洋堂 リボルテック No.7 キングゲイナー

海洋堂
リボルテック No.7
キングゲイナー

希望小売価格 ¥1,995(税込み)

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〜「OVERMANキングゲイナー」とは〜

地球環境の悪化した遙かな・または案外そう遠くない未来、かつての温暖な地域は環境保全のためにのみ利用され、普通の人々は環境の取り分け厳しい辺境の地に、巨大な屋根を持つ都市「ドームポリス」を建設し、そこに暮らしている。

物語は、シベリアにあるドームポリス『ウルグスク』に住むゲームチャンプで17歳の少年、ゲイナー・サンガがある日の高校の授業中に、突然に教室に押し入ってきたシベリア鉄道警備隊のアデット・キスラーに逮捕・連行されてしまう所から始まる。
容疑はドームポリスから脱出する『エクソダス(後述)』だった。

同じ頃、ウルグスクにウッブスから来たと言う流浪人らしき男が紛れ込んだ。
彼の名はゲイン・ビジョウ…エクソダスの請負人である。
そして彼もまたウッブスが2年前に無くなったドームポリスである事をシベ鉄に見破られて逮捕された。
留置所の牢獄でゲイナーとゲインは出会い、牢獄から連れ立って逃走。
ウルグスクの統治(といっても地方自治政権として、中央政府に支配されている)を行っているメダイユ公爵の屋敷に忍び込み、公が美術品として収蔵していた出所不明のレアなオーバーマン一機を盗み、メダイユ公の末娘である幼いアナ・メダイユ姫を(当人の了解の上?)で誘拐する。

一方、町内会規模でエクソダスを計画する五賢人(5人からなる知識的指導者集団)と、その計画に賛同したウルグスク・ピープルらによる大規模エクソダスが、ゲインの細部計画に乗って進行中で、冬至の祭に偽装して開始される。
地域を統括するシベリア鉄道は、この従来にない大規模エクソダスや逃走したゲインとゲイナーを武力で阻止すべくドゴッゾなる歩行兵器で攻撃、派手な攻防戦すら冬至の祭とエクソダス騒ぎの中で有耶無耶となり、こうして彼等のヤーパンへのエクソダスは始まる。


富野由悠季による、『∀ガンダム』以来2年半ぶりのTVアニメシリーズであり、『ブレンパワード』、『∀』と合わせ、「富野新三部作」「富野復活三部作」などとも呼ばれる。

本作の最大の特徴は、「明るく楽しい」作品だということである。
かつて「皆殺しの富野」とまで言われた、次々と脇役を初め主要登場人物までも殺す陰惨な作風、或いはしばしば指摘されていた物語の難解さは影を潜め、以前に自らが手がけた『戦闘メカ ザブングル』を彷彿とさせるギャグやスラップスティックを挟んだコメディタッチの仕上がりになっており、同氏監督作品としては例外的に死人も全話を通してわずか数人しか出ない。
それも直接的な描写は極めて少なく、主人公らとぶつかり合う敵役(かたきやく)であってすら人間として魅力的に描かれ、物語は敵を打ち倒すという方向ではなく、和解と協力・または妥協と共存という方向で発展して行く。富野曰く「ぬいぐるみロボットアニメ」との事である。

「戦争」ではなく、「エクソダス(聖地ヤーパンへの回帰の意、詳細は後述)」をテーマにしていることも、物語の立ち位置が希望に満ちたものであることを象徴している。
また、人が大量に死ぬ展開を書こうとした若い脚本家を、「もう悲惨な話はいいよ」と諭したエピソードからも、富野の心変わりが伺える。
ここからは、『機動戦士ガンダム』の大ヒット以降、望まないのにガンダムの続編ばかりを作らされ続けて精神的に病んだ状態にあった富野が『ブレン』『∀』を通して再び作品製作への情熱を取り戻す過程が読み取れる。
本作以降、富野は『機動戦士Ζガンダム』の映画化、『機動戦士Vガンダム』のDVD化、『リーンの翼』の映像化など、忌み嫌ってきた自らの過去作を本格的に見つめ直す作業に入っており、まさに『キングゲイナー』は富野が過去の自分自身と決別し、新たに生まれ変わるきっかけになった作品といえる。

また、『キングゲイナー』の「明るく楽しい」作風を象徴するものとして、オープニングの映像と同テーマソングがある。
近年のロボットアニメを含むアニメーション作品では、オープニング・エンディング曲を単体のカバー曲として販売し易いよう、当り障りの少ないジャパン・ポップソング風にまとめたりするのが主流であるが、同作品では、現代風に洗練されてこそいるが1970-80年代ロボットアニメでは王道ともいえる「主要ロボットの名前を連呼する」といったスタイルの、いきなりイントロ部分から流れるテンポの良い主題歌の歌詞・メロディに合わせ、登場人物がミュージカル風にポーズを取ったり、作中に登場するオーバーマン(巨大ロボット)が列を成して「激しくゴーゴーダンス(モンキーダンス)を踊る」という映像で視聴者の度肝を抜き、インターネットコミュニティでも大きな話題を呼び、これのパロディFlashまで作られるほどであった。


【キングゲイナー】
ドームポリス・ウルグスク領主であるメダイユ侯爵家の屋敷にコレクションとして保管されていた超高性能オーバーマン。
その特徴は髪の毛のような頭部パーツと、顔面にある3対の線であり、戦いの中で表情があるかのようにころころその形状を変える。
敵からは「髪の毛のあるオーバーマン」「白銀色のオーバーマン」「ヤーパンのオーバーマン」等と呼ばれたが、リオンネッター戦からは敵側もキングゲイナーというコードネームを知るようになったようだ。
その出自・能力共に謎が多いが極めて汎用性が高い、アーリーオーバーマンの特性を持つオーバーマンであり、オーバーデビルの眷属である可能性も持つ。
起動者ゲイナー・サンガによって「キングゲイナー」のコードネームを与えられる。

「加速」のオーバースキルを持ち超高速戦闘が可能で、ゲイナーの操縦センスとその能力の向上とに相俟って戦果を重ね、数々の危機を切り抜ける。
フライングリングを使った攻撃・防御も得意としている。

武装は銃としてだけでなくチェーンソーのように刃を回転させて対象を切り裂く斬撃装備としても使用可能な「チェーンガン(雑誌や劇中でも【チェンガン・チェーンガン・チェインガン】と3種類ほど呼ばれ方があり、統一されていない。
ここではアニメ版で一番よく呼ばれたチェーンガンを採用する)」と呼ばれる武器を持ち、他にも短剣として使用する「ピン」・ポシェットから取り出して投げ、前方に大量の爆弾をバラまく「散弾手投げ弾」・チェーンガンに装填して使う「オーバーフリーズバレット」等を装備する。
防具としてコクピットを守るブラジャーという装甲を装備している。
左胸に3つチェーンガン用の予備の弾があり、硬質な素材で出来ているようだ。
他にも、ゲイナーの発言を聞くにブラジャーにはフォトンマットの出力を高める効果もあるようだ。

一度だけオーバーマンブラックメールのコートを着用し、姿を消すオーバースキルを身につけた事もあった。が、ブラックメールのコートがキングゲイナーに合わなかったのかブラックメールが未完成なオーバーマンだった為か、使用後キングゲイナーは痺れて動かせなくなった。

高機動型であるため防御力は他オーバーマンと比較して高いとは言えないが、その基本性能の高さから来る柔軟性は特筆に価し、兵器としてだけではなく、およそ人間に可能な仕事(当然、「オーバーマンサイズで」だが)はこなせるようで、サラ・コダマはエクソダスが成功した暁には、キングゲイナーに「畑を耕させる」つもりのようだ。

それぞれの武装及び弾薬は左腿にあるポシェットという袋(一種の「四次元ポケット」のような機能がある)の中にスペアがあり、オーバーセンス完全覚醒後のオーバーデビルを相手にチェーンガン二刀流の他、真のキングゲイナーのオーバースキル「オーバーフリーズ」、更には全く逆の効果を持つ「オーバーヒート」を発揮した。
オーバーデビルと同質の存在、もしくは対オーバーデビル用オーバーマンとして開発されたのかもしれない。

キングゲイナーは数種類の技を持っている。
チェーンガンにフォトンマットの影響を与えるチェーンマット(ラッシュロッド戦や漫画版ゴレーム戦等で使用)・オーバーマルチキック(ゲームでもゲイナーが使っていた技らしい。
相手の背後をとって蹴りを叩き込む。
ラッシュロッド戦で使用)・真っ向唐竹割り(高速のオーバースキルで敵の周囲を残像を残しつつ高速移動。
隙を突いて縦方向に斬りつける技)・ニンポウカラテ(変幻自在の体術、脚技。
ゲイナーがキングゲイナーに教育した技である)・チェーンガン二刀流・背負い投げなどの体術、剣術も使う。また、フォトンマット最大出力による広範囲攻撃やフォトンマットを使ったフォトンバリヤー等、他のオーバーマンに比べても多彩なフォトンマット技も持つ。

オーバースキルは様々な形で発動している。
操縦者が周囲の動きがゆっくりに思えて、その中で自分だけ素早く動けるオーバースキル・チェーンガンが長い緑色のレーザーブレードのようになってパワーアップするスキル(これはチェーンマットなのかもしれない)・肩のマッスルエンジンを奪われても腕を動かせたり、腕にはまったディスクハープンを破る程マッスルエンジンがパワーアップするオーバースキル・プラズマ干渉(これもフォトンマット技の一種かもしれない)・コールドガード(キングコールドという冷却技を防御用に使ったオーバースキル。
マグマすら凍らせる事が出来るが、機体の消耗が激しいようだ)・オーバーフリーズ(キングコールドは、もしかしたらオーバーフリーズの事だったのかもしれない。発動前に周囲のシルエットエンジンからエネルギーを奪い取り、天候を操作してオーバーフリーズを使う等の芸当も見せる。)・オーバーヒートと、他のオーバーマンに比べてもやはり多彩である。
また、ブラックメールのコートを装備してオーバーステルスを発動した事も例外的にだがある。
同じような例外で、エンゲのアントリオンから奪ったドリルビットで「掘削」のオーバースキルを発動した事もある。



posted by 館長 at 00:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 完成品
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